何度も危険性を訴えてきました。
沖縄県の高校生に向けて被害がないように琉球新報開発の事業からもお願いがあり講師活動も行って参りました。
しかしながらハゲタカに喰われる方が多いです。

改めて記事を書きますので、是非とも読まれて下さい。
ポンジ・スキームは、高配当を約束して出資を募り、実際には資金運用を行わず、後から参加する出資者から集めた資金を、以前からの出資者への配当に充てる自転車操業的な詐欺手法です。
名称は、20世紀初頭にこの手口を大規模に行った詐欺師チャールズ・ポンジに由来します。
このスキームは、新規の参加者が増え続ける限りは配当が支払われるため、一見すると魅力的な投資に見えますが、本質的には持続不可能な仕組みであり、最終的には必ず破綻します。
破綻すると、多くの出資者は投資した資金のほとんどを失うことになります。
ポンジ・スキーム詐欺には、以下のような特徴が見られます。
【主な特徴】
* 異常に高い配当の約束
市場の平均的なリターンと比較して、非現実的なほど高い利回り(例:月利数%、年利数十%など)を保証するかのように謳います。
* 「元本保証」や「低リスク」の強調
投資には必ずリスクが伴いますが、ポンジ・スキームでは「元本は保証される」「リスクは極めて低い」などと説明し、安心感を誘います。
* 運用の実態が不透明または存在しない
集めた資金を具体的にどのように運用して利益を生み出しているのか、その仕組みが曖昧であったり、説明が複雑で理解しにくい、あるいはそもそも運用実態が存在しない場合があります。
* 新規加入者の資金が配当原資
新たな出資者から集めたお金を、以前からの出資者への「利益」や「配当」として支払います。つまり、事業による収益ではなく、出資金そのものが循環しているだけです。
* 紹介制度による拡大
出資者が新たな出資者を紹介すると、紹介料などの報酬が支払われる仕組み(合法のマルチ商法的な要素)を取り入れていることが多く、ねずみ講のように人間関係を利用して急速に拡大しようとします。
* 初期の配当は実行される
詐欺を信用させるため、初期の段階では約束通りに配当金が支払われることがあります。これにより、出資者は詐欺を信じ込み、さらに多額の資金を投じたり、知人を勧誘したりするケースが見られます。
* 出金や解約の遅延・拒否: スキームが終焉に近づくと、資金繰りが悪化し、出金や解約を申し出ても応じなかったり、手続きが大幅に遅れたりします。
* 豪華な演出や成功者のアピール
セミナーやSNSなどで、主催者や初期の参加者が非常に儲かっているかのような派手な生活ぶりをアピールし、射幸心を煽ることがあります。
* 無登録業者による勧誘: 金融商品を扱うには通常、国への登録が必要ですが、無登録の業者が行っている場合があります。
* 「あなただけ」「今がチャンス」といった限定的な勧誘
「特別な情報」「限られた人だけが参加できる」といった言葉で勧誘し、冷静な判断をさせないように仕向けます。
ポンジ・スキームを見分けるための注意点
* 高すぎる利回りには警戒する: 「うますぎる話」には裏があると疑いましょう。
* 元本保証や確実なリターンを謳う投資は疑う: 投資の世界では、リターンとリスクは表裏一体です。
* 仕組みが理解できないものには手を出さない: どのように利益が生まれるのか、納得できる説明がなければ投資すべきではありません。
* 金融庁の登録業者か確認する: 金融商品の勧誘を受けた場合は、金融庁のウェブサイトなどで登録業者かどうかを確認しましょう。
* 友人や知人からの勧誘でも鵜呑みにしない: 親しい間柄であっても、その人が騙されている可能性も考慮し、冷静に判断することが重要です。
ポンジ・スキームは、いつかは必ず破綻する運命にあり、多くの被害者を生み出す悪質な詐欺です。上記のような特徴に合致する投資話には十分注意し、安易に資金を投じないようにしましょう。
投資は全て自己責任です。騙される自分が悪いというスタンスくらいで行きましょう!