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法人 証券口座開設

法人が証券口座を開設することには、単に個人の資産運用とは異なる、企業経営に直結する多くのメリットが存在します。

法人が証券口座を開く主なメリット

1. 余剰資金の有効活用と収益性の向上
銀行の普通預金に資金を置いておくだけでは、現在の低金利下ではほとんど利息はつきません。法人口座で株式、債券、上場投資信託ETFなどを購入することにより、余剰資金を有効に活用し、本業以外の収益源を確保できる可能性があります。

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* インフレ対策: 現金の価値がインフレによって目減りするリスクを、株式や不動産(REITなど)への投資でヘッジできます。
* 高いリターン: 銀行預金よりも高いリターンを期待でき、企業の純資産を増やす原動力となり得ます。

2. 税務上の大きなメリット
(損益通算・繰越控除)
これは法人口座の最大のメリットの一つです。

* 損益通算: 証券投資で発生した損失を、本業の利益と相殺(損益通算)できます。
* 例: 本業の利益が1,000万円、有価証券の売買で300万円の損失が出た場合、課税対象となる所得を700万円に圧縮でき、法人税の負担を軽減できます。個人の場合は、他の所得との損益通算に制限があります。

* 繰越控除: 投資で発生した損失は、青色申告法人であれば翌年度以降10年間にわたって繰り越すことができます。将来的に本業や投資で利益が出た際に、過去の損失と相殺して税負担を軽くすることが可能です。(個人の場合は3年間)

3. 事業戦略・経営戦略上の選択肢の拡大
証券口座は、単なる資産運用だけでなく、企業の成長戦略を実現するためのツールにもなります。
* M&A(企業の買収・合併): 他の企業の株式を取得して買収や資本参加を行うためには、証券口座が不可欠です。

* 資本業務提携: 取引先や提携先企業の株式を保有し、関係を強化する「政策保有株式」の管理にも利用します。
* 自社株買い: 市場から自社の株式を買い戻す際にも証券口座が必要です。

4. 資産の分別管理と社会的信用の向上
* 公私の分離: 経営者個人の資産と法人の資産を明確に分けることで、ガバナンスが強化され、透明性の高い経営につながります。

* 社会的信用: 資産を適切に管理・運用している姿勢は、金融機関や取引先からの信用を高める一因となることがあります。

デメリット・注意点

* 価格変動リスク: 当然ながら、投資には元本割れのリスクが伴います。企業の重要な資金を投資に回す際は、許容できるリスクの範囲を明確にする必要があります。

* 複雑な会計・税務処理: 有価証券の売買や評価損益に関する会計処理は、個人よりも複雑です。税理士などの専門家と連携して、適切な処理を行う必要があります。

* 本業への影響: 投資判断や市場のチェックに時間や意識を割かれすぎると、本業がおろそかになる可能性があります。経営資源の配分には注意が必要です。

* 損失による信用の低下: 大きな投資損失を出すと、企業の財務状況が悪化し、金融機関からの融資評価などに悪影響を及ぼすリスクもあります。

まとめ

法人が証券口座を開設することは、余剰資金を効率的に活用し、税務上のメリットを享受しながら、M&Aなど将来の事業戦略の選択肢を広げるための有効な手段です。

ただし、それに伴うリスクや、会計・税務処理の複雑さも理解しておく必要があります。

 

証券外務一種

新ETF

入出金日 区分 通貨 摘要 出金額 入金額
2022/11/02 入金 米ドル 分配金 XYLD 銘柄名:SP500 カバー ETF
2022/11/02 入金 米ドル 分配金 QYLD 銘柄名:NASDAQ100 カバー
2022/11/01 入金 米ドル 分配金 QQQ 銘柄名:インベ QQQ ETF
2022/10/26 入金 米ドル 配当金 HMY 銘柄名:ハーモニーゴール
2022/10/05 入金 米ドル 分配金 VONG 銘柄名:VG ラッセル1000G
2022/09/28 入金 米ドル 分配金 XYLD 銘柄名:SP500 カバー ETF
2022/09/28 入金 米ドル 分配金 QYLD 銘柄名:NASDAQ100 カバー
2022/09/28 出金 米ドル 住信SBIネット銀行へ外貨出金
2022/09/26 入金 米ドル 分配金 VWO 銘柄名:VG エマージング
2022/09/26 入金 米ドル 分配金 VYM 銘柄名:VG 米国高配当株